夜間診療と日曜日診療を行わない理由
夜間救急動物病院を設立し、専門の先生が診療
現在では、DVMsどうぶつ医療センター横浜(港北区)が夜間診療を行っていますが、これは藤井院長が有志の獣医師とともに「夜間動物病院設立委員会」を発足し、夜間動物病院を設立した経緯があります。
当時、横浜には夜間診療専門病院はありませんでした。夜間に診察をしてもらえない飼い主様の不安、深夜に診療を行う獣医師の疲労感。自分の利益のためではなく、動物のため、飼い主様のため、獣医療に関わる全ての人のためにと藤井院長が同志と共につくりあげました。
心の休息は診療の質に繋がる
病院の売り上げだけを考えると病院はなるべく開けておき、より多くの診療を行う方が良いのですが、当院の目指す動物病院像はそこにありません。飼い主様、動物、スタッフにとって最良であることは「当院が質の良い医療を提供する」ことです。
心身ともに余裕のある状態で、飼い主様、動物たちと向き合い、最良の医療を届けてまいりたいと思っています。
日曜日休診が嬉しいスタッフも多い
当院は以前より、獣医師、愛玩動物看護師・動物看護助手の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を考え、体制を整えています。動物と飼い主様を考え、診療に集中できる完全予約制、リフレッシュができるようにと日曜日を休みとする週休二日制など、率先して取り組んできました。
当院は以前、日曜日も診療をしていましたが、数年前に休みにしました。最初は当院内からも飼い主様が最も多いと考えられる日曜日を休診にすることは無理だという議論もありましたが、変化しないと環境を良くすることはできないと踏み切りました。日曜日を休みにした結果、混乱もなく、獣医師・愛玩動物看護師・動物看護助手ともども、学会やセミナーに参加したり、レジャーを楽しんだりすることができるようになりました。
日曜日の休みに引き続き、土曜日を休みにできると良いのですが、現状、来院数も多いので土曜日を休みにすることはできませんが、その分夜間の診療が長引かないようにしています。