研修・学会・論文関係

2015年02月14日

研修報告(日本獣医がん学会) 1/24 25

2015年1月24日、25日の2日間にわたって日本獣医がん学会に参加させていただきました。

がんは動物の寿命が伸びると共に増加している病気であり、身体のあらゆる場所で発生する可能性があります。

今回のメインテーマは副腎腫瘍でした。

副腎というのは腎臓のすぐそばにあるホルモンを分泌している臓器のことです。ホルモンは絶妙なバランスで身体を正常に維持しているため、これらが少しでも乱れると、様々な不調がでてきます。

学会では、普段犬猫の診察を行っている獣医師の他にも、大学病院の獣医師や、病理検査を専門に行っている獣医師が集まるため、一つのテーマに対して多方面から意見交換を行うことができます。

今回の学会では、副腎腫瘍について検査・診断、内科治療、外科治療、組織検査といったテーマで講演があり、知識のアップデートを行うことができました。

医療同様、獣医療も日々進歩しており、以前よりも診断精度や治療方法などが確実に進歩してきております。

今回の貴重な経験をこれからの日々の診療に還元していきたいと思います。