研修・学会・論文関係
2016年05月01日
心臓エコーセミナー実習 2016.4.24
2016年4月24日に心臓エコーセミナー実習を受講させていただきました。
エコーとは、超音波検査のことで、動物の胸部に超音波検査プローブをあてることで、心臓の動きをリアルタイムで観察することが可能になります。
近年、予防の発達や飼育環境の向上により、動物達の寿命が延びてきております。それに伴い、心疾患を患う動物の数が増えております。
心臓の検査には主なものとしてレントゲン検査と超音波検査があり、どちらにもメリット・デメリットがあるため、組み合わせて行うことで診断精度が飛躍的に向上します。特に超音波検査においては、心臓の収縮具合、心臓の弁の動き、心筋壁の厚さの計測、内部を流れる血流の動きや速度など、あらゆる評価が可能となります。
今回のセミナーでは心臓エコーの基本的な画像の出し方、見方を実際に学んできました。心臓エコーは始めてではありませんが、実際に心臓専門の先生に直接教わる機会というのは、そうあるものではありませんので、とても貴重な時間でした。
今後のセミナーではさらに各心疾患の診断に即した実習を重ねて行く予定となっておりますので、経験を診療に生かすとともに、今後もその都度ご報告させていただきたいと思います。