Fujii Times(ブログ)

2017年10月15日

猫の腎不全。予防のための定期的健診

総務スタッフです。先日は「進む高齢化。大切な予防医学」というタイトルで、ブログを書きました。その際に、猫の関節炎についても触れましたが、猫は、慢性腎臓病、腎不全も多いことで知られています。

腎不全は、どのデータを見ても、猫の死因上位(トップ or 2位など)で初期症状がわかりにくいのも特徴の一つです。

院長のTwitterにも

など、繰り返し、猫の腎機能について、泌尿器疾患、腎不全のことについての投稿があります。

世間の注目はどうでしょうか。ネット上の検索キーワードなどを元にし、トレンドを把握するGoogleトレンドで見てみます。

Googleトレンド「猫 腎不全」の結果

Googleトレンドのグラフを見ても、ここ数年の「猫 腎不全」に関する注目の高まりを示唆しています。気になる方が増えているのだと思います。

院長のTweetにもあるように、猫の慢性腎不全は、症状が現れにくいので、気がついたときには、既に進行しているケースがほとんどです。また、ここ数日のように急激に寒くなってくると、水をとらなくなり、尿だけが出て、ますます腎不全が悪化してしまうケースも多いようです。

最近では、腎機能低下の早期診断も可能になっています。獣医師への早めの相談、予防のために定期的な泌尿器健診、血液検査や尿検査による腎機能の早期診断などをおすすめします。