Fujii Times(ブログ)
2018年03月22日
総務スタッフです。3月18日(日)に新横浜プリンスホテルにて、就職説明会がありました。獣医学部の学生さん、動物看護学校の学生さんが50名ほど集まりました。参加学生は、獣医師5年生(4月から6年生)が中心でしたが、中には1年生もいて、その積極さが伺えました。
当院からは藤井院長と総務スタッフである私が参加。1組20分程度、当院の歴史、特長を説明し、学生さんからの質疑応答に対応しました。
藤井院長から直に話が訊けるともあって、獣医学生の皆さんも最初は緊張の面持ちでしたが、時間の経過とともに、質問もでてきました。藤井院長からは、様々な話をしてもらいましたが、特に印象に残ったのは下記です。
・「どんな獣医師になりたいのか」も大事だが「どんな人になりたいか」考えることが大切。
・自分のことだけでなく、社会に貢献できる人になることを意識して考えることが大事。
・知識と技術の違い。思考も技術。論理的思考(技術)を身につける。
・論理的思考(技術)は、1日、1年では修得できない。最低でも病院に入って2年継続する。最初は1症例30時間ほど必要となるだろう。それを1症例15分で、できるように鍛錬する。
・論理的思考(技術)を2年継続しても20%の人が修得できるかどうか。それほど論理的思考(技術)を身につけることは難しい。(=修得するために継続・鍛錬する)
・問診、触診、聴診で診断の70%以上が決まる。飼主さんの訴えや病歴など主観的データ(Subject)と診察所見(Object)で見つけた問題から類症鑑別をだぶりなく列挙し、(病気を)絞り込んでいく。その絞り込みのための検査。(とりあえずの検査はしない。検査と検診は違う)
・論理的思考(技術)を身につけることは、獣医師として診断力(技術)を高めることはもちろんのこと、全てに応用できる。例えば経営やマーケティングにも通じる考え方。
・5年以内に開業医をめざす。勤務医として外科の総合医をめざす。専門医をめざす。それぞれ個々の目標に最適な道を準備する。藤井動物病院の枠にとどまることなく、社会に貢献できる獣医師を育成する。
獣医師をめざす学生さんにとても有意義な話だったのではないでしょうか。この話の続きは、見学や実習などで体験ください。