Fujii Times(ブログ)

2017年07月04日

動物看護師のキャリアアップについて

 

総務スタッフです。先日、新卒者向けの就職セミナーに参加しました。今回は動物看護師希望の学生さんとも面談することもできました。

その際に「(動物看護師は)どのようにキャリアアップしていくことができるのか」という質問がありました。

ご存知のように、日本では動物看護師が直接、診療することはできません。獣医師法第17条には、「獣医師でなければ、飼育動物の診療を業務としてはならない」とあります。

ただ、動物看護師は、診療行為はできませんが、獣医師についてその業務をサポートしていくためには、幅広い動物診療の知識と多くの臨床経験が必要となります。

当院はSOAPをはじめとする論理的思考での診療と根治のための外科治療が特長です。その考え方を日頃の診察、検査、手術を通じて理解することが大切です。

また、理解だけではなく、その診療をサポートする上で技術習得が必要となります。まずはそれらのことを徹底的に学び、身につけることが第一ステップです。

次に、どこの病院でも通じる資格を取得することが、動物看護師として真のキャリアアップに通じると考えます。

例えば公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)には多くのセミナーがあり、認定資格もあります。家庭犬のしつけ方講座では、ベーシックコース、インストラクター養成のカリキュラム修了後、認定試験に合格すればその資格が与えられます。

また、海外研修も積極的に行っています。海外の動物医療を知ることで、今までにはない経験ができ、新たな視点が生まれます。海外研修のやりとりは100%英語です。医療用語も全て英語となります。

海外研修のためだけではないですが、英語の先生は毎週1回、当院へ来ます。動物医療においても英語力は大事です。動物看護師としてキャリアを積んでいきたい人にはとても良い環境だと感じます。
先日のセミナーで院長が動物看護師希望の学生さんに「単に病院内で主任、部長と役職だけ上がっても仕方ないでしょ。その役職は外に出たら通用しない。それより真の実力をつける、他でも通用する経験や資格を身につけていくことが大事」だと話をしていました。

それは「少しでも長く、動物看護師を続けて欲しい」「(結婚、産休などで)一度、離れたとしても動物看護師として戻ってきてほしい」そういった思いからの発言だと感じました。

当院で真の動物看護師をめざしてみませんか。見学コースの申込や、就職応募フォームがありますので、ご活用ください。