膝蓋骨脱臼の治療症例紹介

CASE 1 膝蓋骨内方脱臼(グレード4)

ヨークシャーテリア 3歳 メス

症状

セカンドオピニオンで来院。他院にて膝蓋骨内包脱臼と診断されました。常にびっこを引いており、普通に歩行することはできませんでした。
触診上、左右の膝蓋骨内包脱臼が確認されました。左右ともグレード4であり、強く癒着が起こっているため難易度の高い手術になると説明をして左右の膝蓋骨内方脱臼整復手術を行うこととなりました。

検査

レントゲン検査

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術前(左後肢):術前は膝蓋骨が完全に内方脱臼しています。

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術後(左後肢):術後はしっかりと滑車溝に乗っており、脱臼は起こらなくなっています。

手術(膝蓋骨内方脱臼整復術)

滑車溝造溝、patello plasty、脛骨粗面移植、内側広筋リリース、外側関節包縫縮を行い、脱臼が完全に整復されたことを確認して手術を終えました。退院後は定期的な経過観察を行い、順調に患肢を接地するようになってきています。

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