椎間板ヘルニアの治療症例紹介
CASE 1 椎間板ヘルニア
MIX 7歳 オス
症状
椎間板ヘルニアのセカンドオピニオンです。他院にて内科治療で経過観察を行っていましたが、急に動けなくなり小刻みに震えているということでご来院されました。来院時は歩行不可能で、両後肢の随意運動は確認されませんでした。
検査
脊髄造影

麻酔下で脊髄造影剤を注入します。造影剤を注入した後、CT撮影を行い部位の特定を行います。
矢頭:CT撮影にてヘルニア部位が確認された場所
CT検査

第12-13胸椎領域右側で造影剤の欠損と椎間板物質による圧迫所見が確認されました。
片側椎弓切除術
第12-13領域右側からアプローチし、片側椎弓切除を行いました。多量の椎間板物質を摘出し、脊髄の圧迫を解除しました。
術後経過:手術の翌日から随意運動が確認されはじめ、術後3日目には立位の維持が可能になりました。4日目から歩行可能になり、5日目には走ることができるようになるまで回復しました。入院中はリハビリと1日に2回のレーザー治療を行い、約1週間で退院となりました。術後3か月までは月に1度の再診で経過観察を行いました。経過が良好ですので、再診終了となりました。

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