Fujii Times(ブログ)

2018年01月22日

愛犬・愛猫が最短で良くなるための医療を考える

総務スタッフです。週末は天気が良かったですが、22日(月)は一転、午後より雪が降る予報です。みなさま気をつけてお出かけください。

さて、先日のブログでは「愛犬が僧帽弁閉鎖不全症」と診断されたら読む本をご紹介させていただきました。そこで、僧帽弁閉鎖不全症は、完治のための根本的な治療は外科的手術しかないのに、完治しない投薬治療がほとんどであると知り、改めて「愛犬・愛猫が良くなるための医療」とは何かということを考えるようになりました。

当院の特長の一つとして、「安心・安全医療の動物病院。根治をめざす外科治療」があります。治療には主に内科治療と外科治療があります。当院が内科だけではなく、外科治療に注力してきたのは、外科という選択があることで、最短で愛犬・愛猫を病気の苦しみから解放し、良くすることができるからです。

当院を訪れる飼い主のみなさまにはいらっしゃいませんが、他では「手術はかわいそう」「麻酔は怖い」などの発言を耳にすることもあります。

もちろん内科治療で治る病気であれば、その選択肢もありますが、外科治療を施さないと治らない病気も多くあります。また同じ内科治療においても、内科・外科の選択肢があって内科を選択するのと、内科しか治療方法がなくやむを得ず選択しているのとは、まったく違います。

加えて、外科治療を施せる獣医師は、その選択も前提として診断できるので、治療内容を決定する前段階の診察、検査も幅広い選択肢からフォーカスを絞っていくアプローチとなります。

外科治療を選択できることは、他にもメリットがあります。それは麻酔の扱いが日常であるということです。例えば、予防歯科としての歯科処置、歯周炎、歯周病の処置における全身麻酔も安心・安全に施せます。

以前のブログでも書きましたが、無麻酔でそれも獣医師ではない方が歯石除去を実施している施設や病院もまだあると聞きますが、表面上きれいにしても、歯周病の治療をしないと何の意味もありません。

話を元に戻しますが、当院では、外科治療の他にも診断内容によっては、他の病院の先生を紹介することができます。他の先生をご紹介することで、専門的に素早く診断・治療ができると判断できれば、その選択の方が愛犬・愛猫だけでなく、飼い主さんにとっても良いはずです。

飼い主さんの目的は、一刻も速く、病気を治し、日常を取り戻すことです。その目的のために他の先生を紹介することも選択肢の1つです。その際、診断内容にあった病院を紹介するのではなく、この病気ならこの先生が良いと紹介できることも当院の強みの一つです。

藤井動物病院では、いち早く、その痛みや病状から解放するために、複数から最善の治療方法を選択することで、みなさまの愛犬・愛猫のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を考えて参ります。よろしくお願いします。