研修・学会・論文関係
2016年08月23日
心臓エコーセミナー実習 2016.8.21
2016年8月21日に第5回目の心臓エコーセミナー実習を受講させていただきました。
今回のテーマは猫の心筋症です。
猫でも心疾患は日常の診察で比較的多く認められる疾患です。犬では僧帽弁閉鎖不全症という心臓内の弁の疾患が多いのに対し、猫は心筋症という心臓の筋肉の疾患が多く認められます。
心筋症にもさらに分類があり、肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、分類不能型心筋症と種類があり、どのパターンでも心臓の収縮機能がうまくいかなくなることによって、身体に様々な支障をきたします。超音波検査を行うことによって、これら心筋症の分類を行うとともに、どのくらい心臓に負荷がかかっているのかを評価して、お薬の必要性や種類の選択をすることが可能となります。
今回の実習では猫の心筋症における心臓の負担の評価方法として、心臓に返ってくる肺静脈の血流の評価方法を学びました。
次回は猫の血栓塞栓症の評価方法について学んできます。