研修・学会・論文関係

2024年6月25日～27日の3日間、大阪で開催されたImprove Internationalの小動物外科コースに参加させていただきました。これは2年ほどかけて小動物（犬・猫）の手術を学ぶコースで、講義と実習を受けて小動物外科を体系的に学んでいきます。プログラムもかなり終盤にさしかかってきました。

今回は「脊椎の外科」というテーマでの講義と実習を3日間かけて行いました。脊椎はいわゆる背骨のことであり、普段の診察でよく遭遇するのは椎間板ヘルニアです。特にミニチュア・ダックスフンドでよく認められる疾患ですが、その他の犬種でもみられることがあります。重症例では手術が必要ですが、非常に重要な神経の近くを手術するため、繊細で正確な技術が要求されます。

今回は3日間、時間をかけて集中的に学ぶことができました。今回得た知識を病院スタッフと共有するとともに、実習で得た経験をしっかりと自分のものにして、また日々の診療に生かしていきたいと思います。

獣医師　三國まどか