研修・学会・論文関係
2018年07月08日
「 第19回日本獣医がん学会」参加のご報告
7月7日、8日と東京で開催された「日本獣医がん学会」に参加させていただきました。今回の学会のメインテーマは犬の鼻腔内腫瘍でした。
鼻の中は骨に囲まれているので、皮膚などにできる腫瘍と比べると検査や診断が難しいです。しかし、近年ではCTやMRIの普及により、以前よりも診断精度があがってきています。
今回の学会では、さらに診断に近づくための組織採取の方法や、各種治療方法の成績など、得るものが多い学会となりました。
学会では、各大学の先生や、普段は診療ではなく細胞や組織を専門に検査している先生などが同じテーマで多方面から意見交換をすることができるのが魅力です。
当院でもCT検査が可能であるため、鼻腔内腫瘍が疑われた場合の詳しい検査が可能です。今回の学会の経験も、また今後の診療にて皆様に還元させていただきたいと思います。