研修・学会・論文関係

2017年07月03日

がん学会参加報告書 2017.7.1,2

今回のメインテーマは消化器型リンパ腫でした。

リンパ腫とは、身体の免疫細胞であるリンパ球が腫瘍化してしまう、いわば血液のがんのような病気です。もともと、免疫細胞であるリンパ球は体内をパトロールしているので、このがんは身体のどこでも発生するという特徴があり、そのリンパ球のがんが胃や腸などに発生したものを「消化器型リンパ腫」と呼びます。

今回の学会では、犬と猫の消化器型リンパ腫についてのシンポジウムを行い、各分野の専門の先生方からお話を聞くことができました。

リンパ腫自体は昔からある病気であり、決してめずらしい病気ではありません。しかしながら、近年の診断技術の向上、治療薬の進化に伴い、新しい知見が生まれています。
今回の学会でも、基本的な病気の診断や治療方針が変わらないにしても、また新たな情報をアップデートすることができました。

こちらは病院スタッフで共有し、また日々の診療にて皆様に還元させていただきたいと思います。