Fujii Times(ブログ)
2017年12月26日
総務スタッフです。先日のブログで当院のキャリアパスの概要に触れさせてもらいました。当院では入社後、主に「5年以内の開業」と「勤務医として外科の総合医」をめざす分けですが、この2つを目標に掲げている理由があります。
例えば「5年以内の開業」ですが、新卒で当院に来たとしましょう。5年後は何歳でしょうか。29歳、30歳、それぐらいの年齢だと思います。その年齢までに開業ができれば、30代で開業医としての経験を積み、40歳で開業10年を迎えることができます。もちろん10年継続することも日々の鍛錬が必要となりますが、10年目以降の病院経営もまた考え、行動に出ることが可能な若さです。この若さは重要で、世の中の変化、獣医療の進化にも柔軟に対応ができます。
以前も紹介させてもらいましたが、麻の葉動物病院の山下啓吾院長は、新卒で藤井動物病院に入り、藤井院長のもと獣医師としての考え方、技術を学び、5年で開業。開業して今年で3年目になりますが、獣医師として信頼を集め、病院経営も順調です。開業時には、立地調査〜資金調達なども藤井院長が全面的にバックアップし獣医療に集中できる環境を整えています。
実際、開業するためには、開業するまでのキャリアパスは言うまでもなく、それを実現するためのバックアップ体制があるかどうかは重要です。さらに、病院経営を軌道にのせるためには、開業後のサポートも大事です。藤井院長は、開業した先生を集め情報交換や勉強会を開くなど、獣医師として病院経営者として大切なことを指導し続けています。
「勤務医として外科の総合医」については、その名のとおり、藤井動物病院で勤務医としてキャリアを積みます。当院は動物のために根治のための治療をめざしています。根治のためには、外科治療の技術が重要で、今後ますますその需要は高まる様相です。それらに求められる技術は進化しており、例えば獣医療としてとても早い段階で動物負担を最小限に抑える腹腔鏡手術などにも積極的に取り組んでいます。
また、当院の診療科目はホームページの診療科目案内にも掲載されているとおり、麻酔疼痛管理科、行動学、循環器科、腫瘍科、内科、がん免疫療法科、歯科&口腔外科、皮膚科&アレルギー科、内科、神経科&神経外科、眼科、放射線科&画像診断科、外科など多岐に渡ります。
これらの技術を、臨床を通して身につけていく。仮に当院を離れても獣医師として確かな思考と技術を身につけることができます。
当院には現在、キャリア10年目の宇佐美先生、7年目の三國先生、3年目の中林先生がおりますが、それぞれ飼い主さんからの信頼も厚く、指名予約が多くなっているのも、確かな技術を身につけている証だと自負しています。