藤井動物病院

藤井動物病院 公式ブログ - 臨床系の獣医師になりたい方へ

臨床系の獣医師になりたい方へ(続き)

総務スタッフです。昨年末に「臨床系の獣医師になりたい方へ」とブログを書きました。今日はその続きを書きます。

学生のみなさんは、何らかのきっかけがあって獣医系の大学に進学したのだと思います。「動物が好きで、動物の命を救いたい」「自分の飼っていたペットのケガや病気を獣医師に治してもらったから(獣医師を)めざしたい」「(獣医師になって)ペットの苦しみだけでなく、飼い主さんの苦しみも救いたい」など、それぞれの考えや経験から目的や目標、夢をもって進学したのではないでしょうか。

ところが大学生活の中で知識をつける上で、臨床系は大変、動物病院は飽和状態、競争も激しいなどの情報から当初の目的・目標を忘れ、夢をあきらめてしまう学生さんも多いことを前回のブログにも書きました。それはとても残念なことです。私たちはそのような学生さんが一人でも少なくなることを願っています。

藤井院長は「開業することで幸せな人生を送れる」と言います。なぜ動物病院を開業することで幸せになれるのか。それは「開業(起業)は自分で人生を自己決定することにつながるからだ」と話をします。

その院長の言葉を根拠づける一つの調査結果があります。「所得や学歴より『自己決定』が幸福度を上げる」という2万人規模で実施されたものです。

本調査は2018年に神戸大学システムイノベーションセンターの西村和雄特命教授と同志社大学経済学研究科の八木匡教授が国内2万人に対するアンケート調査結果から導き出した発表です。

(調査結果:http://www.kobeu.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

調査結果を一部抜粋すると、「自己決定によって進路を決定したい者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられる」と書かれています。

この結果を踏まえれば「どれだけ自分の意思で自己決定できるか」が幸せと関係してくるということです。逆に言えば、偏った情報などを判断に、なんとなく自分の進路を決めては、幸福度は上がらないということです。

これを学生のみなさんに置き換えたならば、「動物病院の獣医師になりたい」と思って進学したのならば、その目的・目標を達成するために集中すること。そして、自分で決めた意思に対して、必ずそうなるために努力することが大事だということです。

そしてその目標は単に「獣医師になろう」と漠然としたものではなくて例えば「開業医とし地域の小動物、飼い主さんに貢献しよう」と具体的な内容で自己決定し、行動することが、将来において一層の達成感や自尊心を高めることにつながる=幸福度が増す。ということが言えます。

院長が開業医を勧めるのは、目標が明確で高い程、それだけ強い意思での自己決定が必要で、その自己決定の強さが達成感を高め、人間としても成長できる=幸せを感じるということなのだと、改めてこの調査結果からも理解できました。

当院には動物病院の開業支援があり、マーケティング調査、開業候補地の根拠ある提示と決定、金融支援、開業後の指導など、安心して動物病院を開業できる制度と実績があります。開業支援は数年前よりもさらに進化しているので、改めてそのことについても書きたいと思います。

 

臨床系の獣医師になりたい方へ

総務スタッフです。今日は獣医師の採用の話を少し書きたいと思います。当院の採用は、(小)動物病院の臨床獣医師となりますが、もちろん獣医大学を卒業、獣医師の国家資格を持った方が対象となります。

先日、採用の件で院長とも話をしていたのですが、最近は臨床系に進むことを勧めていない大学さんも多いことを耳にします。カリキュラム自体も以前よりは多岐に渡り、多角化・総合化に進んでいる傾向が感じられます。特に基礎研究など学術的なことに力が入っているように思います。

それ自体が悪いことではありません。獣医学を学び活躍できる分野が広がっていること、また就職先や将来が多様になっていることは、獣医学それ自体が社会において必要とされているとも言えます。

ただ、一方でそれらの傾向が、動物の診療や治療を学ぶ臨床系への希望者を少なくしているとすれば、少し寂しい気がします。それは臨床系の獣医師のやりがいや良さが十分に伝わっていないのではないかと思うからです。

動物病院の臨床系の獣医師をめざす方にとって、よく誤解されているのが「動物病院は飽和している。獣医師が多すぎて競争が厳しい」ということです。

誤解と書きましたが、獣医師の数や動物病院の数だけ、その表面を捉えれば先の意味は正当化されます。ただ、それはあまりにも表面のことしか捉えていないと感じます。

以前もこのブログに書きましたが、小動物自体、獣医学の進歩などにより、長生きする動物が増えています。また種類も多く、以前よりは様々な医療が求められています。

また、開業獣医師自体も年齢が高くなっているため、獣医師の若返りなど単に動物病院の数や動物の数、現在の獣医師数だけでは測ることができない臨床系の獣医師需要があります。

私たちの市場調査によれば、とある地域では、若い世代が動物を飼う率が高くなっており、そのような所では新たな動物病院需要があります。

また今後の家族背景を考えても、さらに単独世帯が増え、生涯の欠かせないパートナーとして小動物を飼う方も増えていくでしょう。近年、マンションでも動物が飼える所が増えていますし、今までには、表に出てこなかった臨床系の獣医師の潜在需要は高まっていると考えられます。

「動物は家族」。ますますその考えは現実となるでしょう。そんな家族の一員を診療する。治療して病気を治す。数年後には自分の動物病院を開業し、地域の皆さんに貢献する。臨床系の獣医師には、やりがいと未来があります。獣医学生さんは、ぜひ、臨床系の獣医師をめざして欲しいです。

このことはとても大切なことなので、続きも近日中に書きたいと思います。

2018年、1年間、当ブログを読んでくださって、ありがとうございました。2019年もよろしくお願いいたします。

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