Fujii Times(ブログ)

2018年07月30日

獣医師・動物看護師の働き方改革とは

総務スタッフです。本日は「獣医師・動物看護師の働き方改革」について少し書きたいと思います。みなさんもご存知のように6月29日に働き方改革関連法が可決、成立しました。(ご参照:厚生労働省 働き方改革の実現に向けて

働き方改革関連法は、おもに「残業時間の上限規制」「同一労働同一賃金」「脱時間旧制度の導入(高度プロフェッショナル制度)」の内容が取り決められています。

法案の成立を受けて厚生労働相は「改革を通じて生産性向上につなげ、一人ひとりが実情に応じて働くことができる社会の実現に努力したい」と話をしています。

藤井院長は常々、獣医師・動物看護師の「労働時間の短縮」「生産性の向上」と話をしてきています。また、話だけではなくその実現に向けて行動してきました。

動物病院ではいち早く「予約制」を導入。また、今から14年前に「夜間専門病院の設立(現在のDVMsどうぶつ医療センター横浜)」に奔走したのも、働く獣医師・動物看護師のことを考えてのことです。

予約制を導入することで、集中した診療ができ、時間を読むことができます。夜間専門動物病院があることで、当院の獣医師・動物看護師は、は昼の診療に集中できます。

最新医療設備の導入も働く獣医師や動物看護師のことを考えています。例えば腹腔鏡手術の設備も最新だからと導入したわけではありません。手術をしてその日に動物を飼い主さんの元へお渡しできれば、夜間の宿泊などがなくなり、労働時間の短縮にもつながります。

もちろん、これらの考え方、行動は動物にとっても飼い主さんにとっても良いものです。予約制は、待ち時間を減らすことができます。当院と連携した夜間専門動物病院があることで、いざ何かあった時の心配がなくなります。考慮して導入された医療設備・施設は、検査・治療の動物負担を減らすことができます。

日曜日を休みにしたのも、獣医師・動物看護師がフェスなどに参加し、リフレッシュできるようにしたものです。実は日曜休みを提案したのは他でもない藤井院長でした。他の獣医師・スタッフは忙しい日曜を休みにできるはずがないと考えていたのですが、日曜を休みにして2年近く、混乱はありませんし、リフレッシュして仕事に臨むことができています。

獣医師・動物看護師の働き方改革は生産性の向上なしに実現できることはないと感じます。病院側としては、その環境を整えることができるか、また働く側としては生産性を向上させるための技術を身につけることができるか。病院と獣医師・動物看護師が一緒になって働き方の改革ができるよう考え、行動していきたいと考えています。