Fujii Times(ブログ)

2018年11月19日

寒くなってきた時に気をつける犬・猫の症状

総務スタッフです。11月に入り、少し寒く感じることが多くなってきました。日中は比較的あたたかく感じますが、朝夜はひんやりしますね。院長の15日のTweetには「今朝は寒かった」と書かれていますが、この日は11月初めての最低気温が1桁台の日でした。

また、13日〜16日は湿度が30%台と非常に低く、乾燥していました。気温の寒暖差や乾燥で体調が悪くなった人や、犬・猫も多かったのではないでしょうか。

今日は院長のTweetを参考にしながら、気温や乾燥時に注意しなければいけないことをまとめたいと思います。

・寒さによる高齢犬・高齢猫への注意
高齢の犬・猫は寒くなると寝ている時間が長くなる。低温火傷、起立障害、低体温症、認知症になる確率が高くなる。脳への刺激と血液循環が必要。散歩に行く、外出時に連れていく、積極的に遊んであげるなど、活動を。

・朝昼の温度差と空気の乾燥による咳に注意
喘息や気管の弱い犬猫は要注意。症状がでたらお風呂をシャワーでためて、蒸気ミストを満たした所に、犬猫をカゴの中に入れて10分ほどミストの中で過ごすことで、気管支炎が改善されることがある。また、犬はケンネルコフという病気に注意。猫は風邪で咳が殆ど出ないので、猫の咳は要注意。心臓病や喘息など重い病気であることも多い。

・寒い朝の猫の涙目に注意
原因は過去にウィルスによる猫風邪。ヘルペスは、神経節にとどまり、免疫力が落ちた時に症状が強く出る。

・体重の減少に注意
寒さで求められる必要なエネルギーが必要なのに、食事量が少ないか食べたものを消化できていないことが考えられる。エネルギーが足りないと免疫力が下がる。

・ホットカーペットの低温火傷に注意
長時間寝ている高齢猫や犬。尿や水などでカーペットが濡れると火傷の原因になる。

・犬のネギ類の中毒に注意
鍋の季節。弱い犬はネギの煮汁でも中毒を起こす場合がある。許容量を超えて食べると必ず症状がでる(地が壊れて貧血になる)

・犬猫が風邪の症状でも、人間の風邪薬や解熱鎮痛剤を与えない
特に消炎鎮痛剤は人の容量で猫は致死量に。犬も容量が多いと出血性の胃腸炎になることがある。与える前に獣医師に相談。

など、体調の崩しやすい時期です。日頃の十分な注意とおかしいなと思ったなら、すぐに獣医師にご相談ください。

今後の予報をみると、最低気温が1桁代の日が増えますのでさらに注意が必要です。また、日中あたたかくて、朝夜は寒いということは寒暖差が大きいですから、特に注意が必要です。

飼い主のみなさんも体調を崩しやすい時期ですので、ご自愛くださいね。