研修・学会・論文関係

2016年07月25日

心臓エコーセミナー実習 2016.7.24

2016年7月24日に第4回目の心臓エコーセミナー実習を受講させていただきました。今回のテーマは肺高血圧症です。

肺高血圧は、普段あまり耳にしない言葉かもしれません。

通常、よく言われている「高血圧」とは、全身性高血圧症のことを言っていることが多く、それは腕などで測定できる血圧が高い場合をさします。一方、肺高血圧とは、その血圧が高い状態が肺動脈で起こっていることをいいます。どのように測定するか不思議かもしれませんが、超音波のドプラ機能と計算式をあてはめることで、肺の血圧のおおよその数値を算出することが可能となります。

肺高血圧は様々な心疾患に併発し、肺高血圧が起こることで肺で十分な酸素交換が行われず、低酸素状態になって、失神してしまったり、最悪亡くなってしまったりすることがあります。

今回の実習では、病態にあわせて肺動脈の血圧測定の方法を学びました。ちょっとコツが必要な測定方法ですが、この結果によってお薬の選択なども変わってきますので、確実に自分の技術にするために復習していきたいと思います。

次回は猫の心筋症について学んできます。