Fujii Times(ブログ)

2017年05月14日

海外との交流で学び得ること

異国の文化や知識に触れたり、体験したりすることで、今までにはない考え方や新しい価値を生み出すことができます。それはこの小動物医療においても同じことです。

当院では長年、獣医師、動物看護師の海外研修を積極的に行っています。当院獣医師の中林も昨年、ハワイへ2週間の研修に行っており、オープン・フランクな良き雰囲気でありながらも、診察・検査・治療に対する責任を持った行動と飼い主様からの「安心感・信頼感」の大切さを改めて感じとってきています。

 

また、海外研修へ行くばかりでなく、海外で活躍のドクターが当院へ訪れることもあります。オランダの獣医師であり、ユトレヒト大学の教員でもあるDr.Roeland Wessels(St.Anna Advies代表)が来院した時の様子は、Wessels先生のブログにも書かれています。

(ご参考)Dr.Roeland Wesselsブログ
https://blognobivac.wordpress.com/2014/12/08/the-cat-with-ten-lives/

院長の藤井もその後、オランダへ向かい、Wessels先生のもとで、多くのことを学んできています。

藤井は常日頃から「獣医師のワークライフバランス」「持続可能な動物病院経営」のことを考えています。このオランダでの研修では、まさにその多くの気づきがあり、可能なことはすぐに取り入れ実践しています。その詳細はまた別の機会に話をしたいと思います。

なお、Roeland Wessels先生は、その後、再来日され藤井が座長となり、「顧客満足度を上げるための動物病院コミュニケーション」というテーマで講演もしています。

(参考)講演内容
http://www.irwebcasting.com/20150624/3/49c494fbe3/mov/main/index.html

当院の定期的な海外の動物病院や獣医師、指導者との交流は、単なる見学や旅行の延長線上にあるものではなく、その体験を通じ獣医師としてまた人間として成長の機会を得るものです。今後もより多くの学びがあるよう継続していきます。