Fujii Times(ブログ)

2019年12月28日

年末年始 犬連れのドライブは車酔いに気をつけて

総務スタッフです。会社関係の皆様は、27日で終了。年末年始9連休の所も多いと耳にします。朝のニュースでは既に帰省ラッシュも始まっているようですね。特に車での移動は、渋滞も含め長時間になるため、注意が必要です。

犬も車酔いがあります。以前、「犬のめまい 前庭疾患」という題目でブログに書きました。この内容は今でもアクセス数が多い人気がある記事ですが、犬の耳の鼓膜の奥には「内耳」があり、内耳の中には三半規管と前庭があります。その三半規管や前庭で体の位置情報を感知して脳に情報を送り、バランスを保っています。

長時間の車移動により、過度な揺れや傾きが起こると三半規管や前庭で得た情報と目で見ている情報にずれが起こり、平衡感覚が保てなくなります。その結果、胃や腸などの消化器を制御している自律神経に障害が生じて、嘔吐などにつながることもあるようです。

また犬の目は草食動物のように目が横ではなく、前についています。つまり視野が狭くなるため、車移動での横に流れていく風景に慣れていないことも車酔いにつながります。

車酔いをしないためには、一概に言えませんが、犬用のシートベルトを使って固定した方が良い場合、またきゃりーやドライブボックス、クレートなどに入れ固定した方が良いなど、どちらにしても愛犬の体が安定するようにすることが大切です。

車内の空気も定期的に入れ替えるのも良いですね。また空腹すぎるといけませんし、逆に食事後はしばらくしてから車に乗せるなど、胃が落ち着いた状態を心がけると良いと思います。普段から車酔いがあるワンちゃんには、事前に獣医師と酔い止め薬についての相談をオススメします。

何よりも飼い主のみなさまの安全運転がワンちゃんにも良いはずです。急停車、急発進が無いよう、車間距離にも気をつけておでかけください。