藤井動物病院

藤井動物病院 公式ブログ

獣医師の将来。独立開業医をめざす。専門医、勤務医。それぞれの進路

総務スタッフです。前回のブログで「【獣医師・動物看護師の募集】価値観に合わせた求人」という内容を掲載しました。早速、動物看護師の募集で反響がありました。ありがとうございます。

今回のブログでは、特に獣医師にフォーカスを当て、書いていきたいと思います。藤井動物病院では、これまで「5年以内に開業医をめざす獣医師」「勤務医として外科の強い総合医」を主として募集してきました。

「5年以内に開業医をめざす獣医師」においては、既に実績があります。その先生は、獣医大学を新卒で当院へ入社、5年目に独立。開院して既に4年目を迎え業績も順調に推移しています。

院長の藤井は、その先生が独立する際、開院場所のマーケティングリサーチから、資金や医療施設面の相談などサポート、開業後も経営アドバイスを続けております。

藤井院長はMBA(Master of Business Administration)を取得する獣医師です。また、当然ですが、株式会社藤井動物病院の経営者です。獣医療に関する技術面でなく、マーケティング、経営面においても確かな実績と経験があり、数多くの開業をめざす獣医師を輩出してきています。

独立開業医をめざす獣医学生、獣医師は最高の環境であると感じています。

また専門医についても同様です。院長は各病院との関係性も強く、例えば当院で「将来は整形外科の専門医になりたい」と目指した先生を、5年後にさらなる成長のために、その分野で、日本最大級の症例数がある病院へ推薦しました。

当院の獣医師は外科治療を強みとして勤務医として活躍しています。「どんな獣医師になりたいか」、その思いは獣医師によって様々ですが、どの進路、夢においても強いサポートができるのが、当院の強みだと感じます。

もちろん、今回募集に追記した「私生活を大切にしたい」「土日を休みにしたい」獣医師も良いと思います。これからの時代、働き方をはじめ、人の価値観はさらに多様化し、その価値観は認められるべきだと思います。

是非、一度、当院の門を叩いてみてください。あなたに合った道が開かれるはずです。

獣医師の求人

【獣医師・動物看護師の募集】価値観に合わせた求人

総務スタッフです。前回のブログで「土日休みの動物看護師の募集」を新たに始めましたが、今回、同様に「土日休みの獣医師の募集」も始めることにしました。

そして「キャリアを積みたい方」と「私生活を大切にしたい方」それぞれの求人詳細をつくりました。

詳細は求人ページをご参考ください。

厚生労働省の「働き方改革」の実現に向けてのページには、「働き方改革」の目指すものとして「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」に対し、
「就業機会の拡大や意欲・能力」を存分に発揮できる環境づくりが重要な課題として述べられています。

今回、当院が募集をはじめた、獣医師や動物看護師の土日休みは、その一環にもなると捉えることができるでしょう。働くみなさんの環境や価値観は多様です。例えば、平日と週末はON/OFFを切り替えたい。土日は家族との時間を大切にしたい。レジャーを楽しみたいなど、私生活を大切にしたいと思う獣医師や動物看護師がいるのは普通のことだと思います。

当院は数年前に日曜日を休みにしました。そうすることによって獣医師・動物看護師の働き方、考え方も良い形で変化できたと思います。この流れで病院全体を土曜日も休みにすれば良いという意見もあるかもしれませんが、飼い主様の状況や病院であるということを考えれば、現段階で土曜日を休みにすることはできません。

ただ、土日休みの平日の獣医師・動物看護師を充実させることで、現在のスタッフは休みをとることもできますし、バランスがとれ、今よりもさらに働きやすい環境が生まれると考えています。

獣医師、動物看護師としてのキャリアを積みたい。私生活を大切にしながら働きたい。あなたが求める働き方を藤井動物病院で実現できるよう、私たちもサポートしていきたいと考えています。応募、お待ちしています。

求人ページ

土日休みの動物看護師を募集

総務スタッフです。当院は以前より、獣医師、動物看護師の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を考え、体制を整えてきています。動物と飼い主様を考え、診療に集中できる完全予約制、リフレッシュができるようにと日曜日と水曜日を休みとする週休二日制など、率先して取り組んできました。

最新機器の設備や最先端の診療の施しによる時間短縮は、動物・飼い主様にとって良いだけではなく、そのことによって獣医師・動物看護師のはたらく時間が短縮されます。そのための確かな技術を身につけることができます。

業界の常識を超える環境づくりを実践してきた当院が、今回、考えたのは、
「土日を休むことができる動物看護師」の募集です。

当院は以前、日曜日も診療をしていましたが、数年前に休みにしました。最初は当院内からもそんなことは絶対に無理だと話がありましたが、院長が変化しないと環境を良くすることはできないと踏み切りました。

日曜日を休みにした結果、混乱もなく、獣医師・動物看護師ともども、フェスにでかけたり、レジャーを楽しんだりすることができるようになりました。

日曜日の休みに引き続き、土曜日を休みにできると良いのですが、現状、来院数も多いので土曜日を休みにすることはできません。

ただ、どの業界も土日休みが多く、働く側の意識として週末にリフレッシュをしたい。2日続けて休みたいとの要望があって当然です。

よって、当院は土日休みを前提とした動物看護師を募集したいと考えています。そうすることによって、平日は集中して働き、土日はリフレッシュできる環境が生まれると感じます。

平日はしっかり働きたい。土日は休みたい。その考えがある動物看護師がいらっしゃれば、ぜひ、ご応募ください。新卒、中途とも募集いたします。アルバイト・パートも同時募集です。

主な募集要項
[正社員]
給与(参考)
新卒170,000円(専門学校生卒) 四大卒:180,000円+手当
中途採用者は要相談

各種社会保険:完備

[アルバイト]
時給1000円〜1200円+他手当
※週3日以上勤務希望 ※勤務日数は応相談

応募フォームはこちら https://fujii-vet.com/recruit/entry.html
◯備考欄に土日休み希望など、ご希望を記載ください。

第21回ペットフェアアジア2018で講演

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院長の藤井です。今回は8月の22日から26日まで中国上海で行われた、第21回ペットフェアアジア2018で講演をしてきました。私の講演は22日でした。会場はShanghai New International Expo Centerという場所で、空港の様な広さでした。

約5万人が参加するアジアで最も大きいペットフェアはThe 8th International Pet Industry Summit, The7th Pet Food Forum China 2018, The 5th Annual Meeting for Pet Hospital Management, The11th Shanghai Veterinary Conferenceも同時に開催されました。私はこの中のThe 5th Annual Meeting for Pet Hospital Managementでスピーチしました。

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タイトルはSafe and Secure Veterinary Clinic Managementで約1時間の講演をしました。英語で講演して、中国語に訳していただきました。

中国は英語の通じる人が少なく、少し苦労しましたが、日本語が少し話せる人がたまにいるので、コミュニケーションを何とかとり、2泊3日の旅を修了しました。

今回私は初めての中国大陸上陸だったので、不安と期待で一杯でした。私の想像通りの発展とそれに追いつこうとする人々が沢山いました。これからは何度も足を運んでみようとおもいます。早速、中国語会話の本を帰国後に買いました。

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ペット医療機器、関連商品の広がり

こんにちは。総務スタッフです。先日、新聞を読んでいたら、「犬用コンタクト・小型犬の栄養食・・・ペット消費、裾野広がる」のタイトルがありました。

犬用コンタクトについては、既に今回の記事以前より存在します。藤井院長にも話を訊きました。「(犬用のコンタクトレンズは)視力補助のためではなく、角膜保護のための治療用に使う。人が眼帯をする様な疾患でも犬は目をつぶっておけないので、角膜保護のためにコンタクトレンズを使用する」と話がありました。

コンタクトレンズを装着することで菌の感染や傷を防ぐということですが、犬は角膜潰瘍など角膜に傷がつくことも多いので、その保護にも良いのかもしれません。

今回、発表されたのは、犬用のコンタクトレンズで犬種ごとにカスタマイズされ、さらに使い捨てコンタクトということで話題になったのだと思いますが、ますます犬の生活の質(Quality Of Life)を考えた商品が増えてくると想像できます。

※コンタクトレンズは獣医師の有資格者のみが取り扱えます。

他にも医療機器以外でも、ペットを飼う会員向けサービスや、小型犬向けの総合栄養食で朝食用、夕食用が準備されるなど、サービスが広がっています。この栄養食は、食事の時間帯に合わせた栄養素を含んでいるようです。

これらのように、今後はさらに多様化、細分化、専門化された医療、医療器具やサービスが充実してくるでしょう。わたしたちは、新しい情報には敏感でありながらも、正しい診療を施せるよう精進して参りたいと思います。

上海で開催されるPet Fair Asia2018に藤井院長が登壇します

総務スタッフです。2018年8月22-26日に上海(Shanghai New International Expo Centre )で開催される「Pet Fair Asia 2018(ペットフェアアジア2018)」に藤井院長が登壇します。院長が登壇するのは22日のPet Hospital Management(病院経営)のカンファレンスで、11:00-12:00に開催されます。

「Sharing Of successful safety management in Japan Hospital」という題目で、60年続いている藤井動物病院の経営についてレクチャーします。
(参考:http://www.petfairasia.com/en/conferences/hospitalmanagement/
※11:00-12:00に藤井院長の名前があります。

ペットフェアアジア2018には、1300社の出展、5万人の専門家、11万人の消費者が集まります。中国だけではなく、韓国、台湾、タイ、香港、日本、マレーシア、アメリカ、シンガポール、オーストラリア、ブラジルから人が集まる、注目が高いイベントです。

本サイトによれば、中国のペット市場は、4990万頭の犬、3756万匹の猫がいて、(高価な)ペットフード市場も伸びています。飼育数は世界2位、3位の数で、今後の伸びも期待されています。

それに伴い、動物病院も増えてますが、まだまだ動物病院経営においては様々な課題があるようです。

藤井動物病院は60年以上の病院経営を続けてきています。それは単に続けてきたのではなく、時代と共に診療面でも経営面でも進化し続けてきた結果だと感じています。

藤井院長を通じて、その考え方や実績が、日本や米国、欧州だけでなく、中国をはじめとするアジアのみなさんに伝わる機会があることは素晴らしいことだと思います。

獣医師をめざす学生のみなさんへ。獣医事をめぐる情勢

総務スタッフです。暑い日が続きます。飼い主様にとっても、わんちゃん、ねこちゃんにとっても、厳しい夏ですね。また今週末からお盆休みに入る企業さんもあり、移動も多くなるかと思います。くれぐれも暑さ対策、忘れずにご注意願います。

さて、今日はとある資料を見ていました。農林水産省・安全局 蓄水産安全管理課がは平成30年1月に発表した「獣医事をめぐる情勢」という資料です。
(ご参照 資料PDF

獣医師をめざす学生のみなさんは、既にご覧になられていると思いますが、この資料を見て、私が個人的に感じたことを簡単にまとめたいと思います。まず、本資料にある「分野別獣医師の数」をグラフにしてみました。

分野別獣医師の割合

これは平成28年のデータですが、総数38,985人に対して、犬、猫等のペットの診療に従事する「小動物診療」は15,330人(39%)です。他、家畜や家きん(産業動物)の診療に従事する「産業動物診療」が11%、家畜伝染病の予防やまん延防止などの農林水産分野や、食肉検査などの公衆衛生分野に従事する「公務員」が24%など、獣医師が活動する様々な分野があります。

私がこの資料を見て想像と違っていたいのは、獣医師の約4人に1人が公務員だということです。

これは確かな資料ではありませんが、訊く所によると、公務員の割合は、アメリカ、イギリス、2〜4%程度、フランスは5%以下、比較的多い方のドイツでも10%程度だそうです。日本はこれら欧米諸国と比べても公務員比率が多いことがわかります。

誤解なく伝えたいのは、公務員の割合が多いことが悪いことではありません。それぞれの活動に意味がありますし、それぞれのやりがいがあるはずです。

ただ、小動物診療は、さらに進化を遂げる必要があり、1人でも多くの学生さんに目指してもらいたい気持ちがあります。

わんちゃんの飼育頭数はピークの1,310万頭から、892万頭までピークから400万頭ほど減っています。ねこちゃんの飼育頭数は953万頭とここ数年、増加傾向ですが、それでもピークの1,000万頭には及びません。

ただ、飼育種類の多様化と高齢化(長寿命化)で医療技術はさらに進化していくことでしょう。その担い手としてみなさんの若い脳が必要とされていくはずです。

また、高齢化(長寿命化)とは、それだけ飼い主さんと長く、動物が一緒に生活をする、まさに家族同様となっていくわけですから、生きがいを考える、精神的なケアもますます必要になります。

この小動物診療において、若いみなさんが活躍する場は、ますます増えていくことでしょう。獣医療の進化、高度化、変化の時代にみなさんはいます。ぜひ、一緒に小動物診療の獣医師をめざしていきましょう。

獣医師インターンシップの申し込み(1日間・2日間 見学コース  5日間実習コース)

獣医師・動物看護師の働き方改革とは

総務スタッフです。本日は「獣医師・動物看護師の働き方改革」について少し書きたいと思います。みなさんもご存知のように6月29日に働き方改革関連法が可決、成立しました。(ご参照:厚生労働省 働き方改革の実現に向けて

働き方改革関連法は、おもに「残業時間の上限規制」「同一労働同一賃金」「脱時間旧制度の導入(高度プロフェッショナル制度)」の内容が取り決められています。

法案の成立を受けて厚生労働相は「改革を通じて生産性向上につなげ、一人ひとりが実情に応じて働くことができる社会の実現に努力したい」と話をしています。

藤井院長は常々、獣医師・動物看護師の「労働時間の短縮」「生産性の向上」と話をしてきています。また、話だけではなくその実現に向けて行動してきました。

動物病院ではいち早く「予約制」を導入。また、今から14年前に「夜間専門病院の設立(現在のDVMsどうぶつ医療センター横浜)」に奔走したのも、働く獣医師・動物看護師のことを考えてのことです。

予約制を導入することで、集中した診療ができ、時間を読むことができます。夜間専門動物病院があることで、当院の獣医師・動物看護師は、は昼の診療に集中できます。

最新医療設備の導入も働く獣医師や動物看護師のことを考えています。例えば腹腔鏡手術の設備も最新だからと導入したわけではありません。手術をしてその日に動物を飼い主さんの元へお渡しできれば、夜間の宿泊などがなくなり、労働時間の短縮にもつながります。

もちろん、これらの考え方、行動は動物にとっても飼い主さんにとっても良いものです。予約制は、待ち時間を減らすことができます。当院と連携した夜間専門動物病院があることで、いざ何かあった時の心配がなくなります。考慮して導入された医療設備・施設は、検査・治療の動物負担を減らすことができます。

日曜日を休みにしたのも、獣医師・動物看護師がフェスなどに参加し、リフレッシュできるようにしたものです。実は日曜休みを提案したのは他でもない藤井院長でした。他の獣医師・スタッフは忙しい日曜を休みにできるはずがないと考えていたのですが、日曜を休みにして2年近く、混乱はありませんし、リフレッシュして仕事に臨むことができています。

獣医師・動物看護師の働き方改革は生産性の向上なしに実現できることはないと感じます。病院側としては、その環境を整えることができるか、また働く側としては生産性を向上させるための技術を身につけることができるか。病院と獣医師・動物看護師が一緒になって働き方の改革ができるよう考え、行動していきたいと考えています。

熱中症に注意。絶対に犬猫を車内に置き去りにしない。

総務スタッフです。酷暑が続きます。22日(日)は、ここ横浜でも最高気温35.1℃を観測。東京でも今年の最高気温35.6℃、名古屋では39.5℃と40℃近く、全国233地点で最高気温が35℃を上回る、猛暑日となりました。

藤井院長のTweetでも犬の熱中症への注意を呼びかけています。

個人的に気になるのは、車での移動です。この点についても院長のTweetがありました。

 

ここにも書かれていますように、朝早くても車の中に犬猫を残さない。仮に車のエアコンをつけていてもやめるよう警鐘しています。この季節、わずかな時間でも車に犬猫を残すことは、危険なことです。

海外のサイトには、「犬は、暑い車の中で、わずか6分で亡くなる」と書かれている記事もあります。(ご参照: It takes just six minutes for a dog to die in a hot car)

本記事によれば、各国で暑い車の中に置き去りにしないキャンペーンや警告をしているにも関わらず、車に犬を残し続けている飼い主がいると書かれています。英国のRSPCAには2009年〜2018年までに64,443件の緊急連絡があり、そのうちの90%が車に放置されている犬に対してのものだったそうです。最近では2018年6月25日〜7月1日の間に、1123件の報告で、それは1時間に7回の緊急連絡という多さです。

引き続き、本記事によれば、犬の体温が41℃を超えると熱中症の危険性があり、50%生存しないとも書かれています。外側が22℃でも車内は1時間以内に容易に47℃に達することがあるとも注意を促しています。

こちらは6年ほど前にアップされたYouTubeで230万回以上再生されている動画です。Dr Ernie Wardが自ら車に乗り込み車内温度の上昇を説明しています。4つの窓を約1インチ(2.54cm)〜2インチ(5.08cm)開けているにも関わらず、摂氏35℃の車内温度が15分後には40℃を超え、30分後には47℃まで上昇しています。

冒頭に紹介した藤井院長のTweetにもあるように、車内に犬猫を置き去りにすることは、例え車内でクーラーをかけていたとしても絶対にしない。置き去りにする可能性がある場合は連れていかないようにお願いします。これから夏休み、イベントや帰省など車での移動も多くなるかと思います。まだまだ暑い日が続きます。くれぐれも熱中症にはご注意ください。

動物看護師のやりがい

総務スタッフです。先週は動物看護師向けの就職フェアでした。暑い中、お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。大勢の学生さんと直接、話をすることができて、とても良かったです。

また、院長からの獣医療や動物看護師としての話だけでなく「一人の人として将来設計を考えることがどれだけ重要なのか」ということや、先輩動物看護師からの生の声は、動物看護師を目指すみなさんにとって、とても参考になる話だったのではないかと感じています。

当日は、途切れなく学生さんが座ってくれ、あまり時間がなかったのですが、私は、合間を見て当院から参加した動物看護師と話をしていました。そこで改めて気がつくことがあったので、ここに書きたいと思います。

主に話をしていた内容は「動物看護師のやりがいは何であるのか?」ということです。あくまでも当院の一人の動物看護師の意見でありますが、私自身とても共感できる所がありました。

そのやりがいをひと言でいえば「動物看護師として獣医師と共に一緒に診察に入り、診察・診療後リリースを書くことで飼い主さんの役に立てること。そしてその実感があること」と話してくれました。

みなさんもご存知のように、獣医師法には「獣医師でなければ、飼育動物の診療を業務としてはならない」と定められています。現在は、動物看護師の存在価値も高まり、動物看護師認定試験も整備されましたが、動物看護師が診療を業務にはできません。

それゆえ、動物看護師の仕事は限られてきます。また同じ動物看護師という職域もそれぞれの動物病院によって違うのが現状です。
そのような背景がある中、当院は診察後、リリースと呼ばれるものを飼い主さんへ手渡しします。リリースとは、獣医師が診察した内容をまとめたものですが、これを診察毎に書くのが動物看護師の大切な役割の一つです。

なぜ、リリースが大切なのか?それは、飼い主さんにとって診察中にその内容を100%理解することが難しい場合もあるからです。さらには、自宅に戻ってから病院に来ていない家族に説明するのはもっと困難になります。

その点、診察内容がまとまっているリリースがあれば、それを振り返ることもできます。またその内容を見て、疑問点など獣医師や動物看護師に確認することができます。家に戻ってからやって欲しいことも理解することができます。

このリリースを書くことは容易ではありません。まず獣医師の診察・診療内容を理解していないといけません。また、誰が見てもわかりやすいように、簡潔に要点をまとめなくてはなりません。書く時間も限られています。リリースを書くには様々な経験、技術が必要なのです。

訊く所によると最初はリリースを書くのは大変で戸惑うことも多かったようですが、これが書くことができるということは「獣医師との連携」もスムーズであり、動物看護師として「飼い主さんに頼られる」ことに繋がり、その経験の蓄積が信頼に繋がります。

リリースを通じて、飼い主さんに役に立てている。獣医師に役に立てている。それが動物のためにもなっている。それがやりがいに繋がっている。当院の動物看護師と話をして改めてそのことが感じられました。

他にも動物看護師のやりがいはありますが、リリースという日常業務が動物看護師としてのやりがいに繋がっていることが良いなあと思いました。やりがいとは特別なことにあるのではなく、そのきっかけが毎日の業務にある。そう感じられることは幸せなことではないでしょうか。

動物看護師1日見学コース

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