Fujii Times(ブログ)

2017年07月29日

ペットを飼う社員向けの福利厚生制度を設ける企業が相次ぐ

総務スタッフです。7月22日の日本経済新聞の夕刊に「ペットも家族 福利厚生充実」の記事がありました。

記事内容は、日本経済新聞の会員登録(無料・有料)で見ることができます。

記事によれば、「通院での半休取得を年3回」「通院前後の同伴出勤可」ができる企業や、飼っている犬や猫が亡くなった時は1日の「有給休暇がとれる」=3親等の親族と同じ扱いとする企業もあるようです。その他、「誕生日などに一緒に過ごすために休める」「病気や通院で休める」」餌代を支給する」などペットを飼う社員向けの福利厚生制度を設ける企業が増えているようです。

最近は、ペットと同居できるマンションも増えていますが、こういった形で働く職場でもペットとの共生という考えが根付いていくことは、飼い主さんも動物にとっても非常に良いことだと思います。

この記事をきっかけに、自分で調べてみたのですが、米国では、Take Your Dog To Work Day®というものがあります。1999年からスタートし、来年でちょうど20年だとか。今年は6月23日がTake Your Dog To Work Day®だったようです。

オフィスの中で日頃、飼っているワンちゃんや猫ちゃんと一緒に仕事ができたら、飼い主さんにとっては幸せなことです。こういった職場が増えるといいなあと思います。

その一方で職場では、動物嫌いの人との課題、また動物のことばかり気になって仕事ができないのでは?の声も少なからずあるのも事実のようです。

米国のレポートからみても、職場でペットと一緒に仕事をしても良いと認めている雇用主は昨年でわずか7%でしかありません。職場でのペットとの共生はまだまだこれからだと感じます。
(ご参考:How did bring your dog to work day become a thing?

ただ、従業員の約82%がペットと一緒に働けることで会社に対しての忠誠心(loyalty)が高まるという調査結果もあります。
(ご参考:Banfield Shares Data on the Positive Impact of Pets in the WorkPlace)

先の日経新聞の記事にもあるように、日本でもペットの共生を考えた企業が増えてくるように思いますし、企業の求人活動そのものにも影響を与えてくるのは想像がつきます。

職場も含め、社会全体が動物との共生を考えていく。その実現に向けて制度や環境を整えていく。その大切さを今回の記事から改めて感じ取った次第です。