Fujii Times(ブログ)
2018年03月27日
総務スタッフです。急に春めいてきました。桜も綺麗な季節ですね。お出かけも多くなるかと思います。
ご存知のように桜の季節になるとノミも繁殖する季節です。また、フィラリア予防もしないといけませんね。Googleトレンドを調べてみても、毎年、この3月からGW前にかけて「フィラリア」の検索は増える傾向です。ここ3年を比較しても、年々、その傾向は高まっているように感じられます。
フィラリア予防薬は、3月からお買い求めいただけます。今年もフィラリア薬とノミ・マダニ薬をセットでご購入いただいた方には、血液検診の割引とノミ・マダニ薬のプレゼントをご用意しております。お得な内容をなっておりますので、ぜひキャンペーン期間内にご来院ください。
最近では室内飼育の犬猫が増えているかと思いますが、室内でも観葉植物などの鉢の土に回虫や鉤虫(こうちゅう)の卵がいるという報告もあります。(ご参照 藤井院長のTweet)
暖かくなりましたね。室内飼育の犬猫も、寄生虫やノミの予防が必要か?ですが、例えば観葉植物などの鉢の土の15%に回虫や鈎虫の卵がいると言う報告があります。また人が外で他の動物に触る事でノミを持ち帰る可能性があります。これはノミの寄生と条虫の危険性もあります。予防はしましょう。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) March 17, 2018
また聞き慣れたノミダニ予防でも、特にマダニには注意する必要がある旨のTweetもありました。
ノミダニの予防が始まっていますが、特にマダニは大変怖い病気を媒介します。ダニ自体の寄生でも、貧血、アレルギー、麻痺などが起きりますが、最近犬猫と人の死亡例の出ている重症熱性血小板減少症候群(SFTS)もダニで媒介されます。特に関西以西では注意が必要です。予防をしっかりしましょう。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) March 18, 2018
フィラリアについては、犬だけでなく猫の予防も考えなくてはなりません。
猫の飼い主さんはフィラリア予防をしていますか?犬の心臓に寄生するフィラリア症は稀に猫に感染します。ノミダニ駆除薬の中にフィラリア駆虫も出来る首に垂らす薬があります。蚊の多い屋外で夕涼みする子、また色が黒い子は、感染しないようにフィラリア予防の出来るノミダニ薬を使用しましょう。
— 藤井動物病院FVMC(WBC動物病院グループ) (@FujiiACC) March 25, 2018
猫のフィラリアについて改めて調べてみました。少し古いデータですが、2000年11月から2001年8月にかけての山口県内での調査では、6.0%の検査陽性率だったとあります。(ご参照:日本獣医師会雑誌)
また2016年には鳥取県西部に位置する米子動物医療センターにおいて、猫の犬糸状虫2例の報告があります。(ご参照:動物臨床医学会)
室外だけでなく、室内飼育での感染もあるようで、十分に気をつけないといけません。
院長のTweetにもあるように犬と比べると感染は稀ですが、発症すると嘔吐や咳、呼吸困難などを経て死亡してしまう事もあるようです。猫にはノミダニ予防と一緒にスポットタイプで予防できる薬があります。獣医師にご相談いただきたいと思います。