Fujii Times(ブログ)

2017年11月19日

【獣医師、看護師をめざすみなさんへ】理想のキャリアパスとは?

総務スタッフです。新卒セミナーなどで学生のみなさんと会話していて感じるのは、キャリアパスについての興味関心が高いということです。私も職務柄、様々なホームページを見ますが、キャリアパスについて入社数か月後、1年目、2年目、3年目、5年目、10年目など、年度の節目節目の目標と行動が事細かに書かれているケースも多く見受けられます。

学生のみなさんにとって、キャリアパスは重要なことかと思います。なぜなら将来設計を立てる上で、大きな指針になるからです。キャリアパスという指針があることで、自分がやりたいことと、やらなければいけないことが明確になります。入社してからの行動が明確になり、そのサポート体制が充実していれば、安心でしょう。

当院でも、獣医師は「5年以内に開業をめざす獣医師」と「勤務医として外科の総合医をめざす獣医師」の2通りがあり、その基礎として「診断を正確に下す論理的思考を身につける」「根治をめざす外科技術を身につける」ことに力を注いでいます。日頃の臨床から学ぶことは多く、その実践こそが将来、動物の命を預かる一人前の獣医師として重要です。

動物看護師においても同様で、日々の獣医師のサポートから当院の考え方を学び、社内資格だけでなく、認定資格の取得、希望者は海外研修など、動物看護師としてのキャリアを積んでいっていただきます。

これは私が個人的に考えることですが、獣医療に携わる方々の成長とは、動物たち飼い主さんのために、正しい診断ができること。根治のための最短をめざすこと。その思考や技術を身につけることに他なりません。それは社内で役職を上げることでも、地位を上げることでもなく、ましてや短期間で責任者としての役職を任されることではないと思います。

大切な命を預かる職業としての誇りは、その命に対して、正しい診断と治療ができることにつきます。藤井動物病院はその動物医療としての大事な動物の命、安心できる医療にフォーカスをあて、キャリアが積める教育プログラムです。みなさんにとっての理想的なキャリアパスはどういったものでしょうか。私は獣医療に対して真に実力がつく、その実力で動物の命に貢献できることこそが、真の理想のキャリアパスだと思うのです。そういった思いがある皆さんに出会えることを心より願っています。