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2025年04月08日
「口が匂う」「歯石がたまっている」「歯がぐらついている」──こうしたサインは歯周病の始まりかもしれません。犬や猫は歯周病が進行すると、顎の骨まで感染が広がり、痛みや食欲不振だけでなく、心臓や腎臓にも悪影響を及ぼすことがあります。一度悪化すると治療が複雑になるため、早めに歯科ケアを行うことが大切です。
■当院の歯科処置の特徴
1.麻酔下での徹底した歯石除去
歯周ポケットの内部までしっかり掃除するには、全身麻酔が必要です。当院では最低4名のチーム(歯科担当獣医師・助手・麻酔医・看護師)で、安全かつ丁寧に処置を行います。
2.日帰り対応・CT検査で詳細評価
歯石除去や抜歯などの処置は、基本的に日帰りで実施可能です。重度の歯周病や顎の状態が不安な場合は、CT断層撮影を用いて立体的に評価します。必要に応じて歯肉や顎の骨の手術にも対応し、口腔内の腫瘍が疑われる場合にも迅速に対処します。
3.麻酔管理と術後ケアに万全を期しています
高齢や持病のある子でも、安全に処置が受けられるよう配慮しています。人工呼吸器付きの麻酔機、痛みを最小限にする麻酔技術、手術後の点滴管理などをしっかり行うことで、20歳を超えた犬でも無事に歯科処置を終えた実績があります。
4.処置後は驚くほど元気になる子も
治療後に口臭が改善し、食欲があがったり、ボール遊びを再開したりするケースも珍しくありません。飼い主様もその変化に気づかれることが多く、歯の健康が犬や猫の生活の質(QOL)にどれほど大きな影響を与えるかを実感していただけます。
■今なら血液健診結果を手術前検査に利用できます
現在、血液健診期間中のため、実施済みの血液検査結果をそのまま手術前の検査データとして活用できます。追加の検査費用をかけずにスムーズに歯科処置を受けられますので、ぜひこの機会にご検討ください。
■愛犬・愛猫の口腔ケアを見直してみませんか?
歯周病は放っておくと全身に悪影響を及ぼし、寿命を縮めるリスクがあります。定期的な歯のチェックや歯石除去で、痛みのない快適な暮らしをサポートしてあげましょう。気になる症状があれば、お気軽にスタッフまでご相談ください。