研修・学会・論文関係

2012年02月24日

JAHAセミナー 国際セミナー「形成外科」

こんばんは、獣医師の宇佐美です。

今日24日(金)~26日(日)までお休みをいただき、JAHAのセミナーに参加しています。内容は、「形成外科」です。創傷治癒とその管理についての内容です目外科分野では地味ですが、基本でもあり一番重要な部分です。講師は米国の外科専門医の先生なのですが、女性です目一線で働いている女の先生はかっこいいなと思います。

当院でも、大きな傷を負って皮膚が欠損してしまった猫ちゃんや、大きな腫瘍を切除したあとの皮膚欠損が広範囲なワンちゃんの治療をする機会がよくあります。

外科の基本にしたがって治療をすることはもちろんなのですが、動物は治療をされていることを理解できないので、動いてしまってせっかく苦労して寄せた皮膚縫合が開いてまうなんてこともあります。動物の扱いや管理もかなり重要です。

何年か前に、少し怖がりの猫ちゃんで、怪我をして前足の皮膚が半分ほど欠損してしまっていた子がいましたね。その子は、その前足をお腹の皮膚の下に、ポケットに手をいれるように通して固定しました。1か月半くらいかかったでしょうか、お腹の皮膚が前足に定着するのを待ちました。苦労しても、治った時には、皆大喜びでした。

明日も頑張って勉強してきます。