研修・学会・論文関係

2013年10月20日

日本獣医内視鏡外科研究会(JSVES) 腹腔鏡手術症例検討・ビデオ討論会

先日、日本獣医内視鏡外科研究会(JSVES)の第1回(胸)腹腔鏡手術症例検討・ビデオ討論会に参加してきました。この会は、日頃行っている一般的な腹腔鏡手術方法の確認や、これからの腹腔鏡手術の適応を検討していく目的で開催され、各病院の先生の手術ビデオをみながら様々な意見交換がされました。

腹腔鏡手術は、手術の種類によっては開腹手術よりも傷を小さくすることができ、手術侵襲を軽減させることができるため、ヒトではかなり普及している手術方法です。

ヒトと動物では治療目的が異なる点も多々あるため、ヒトで応用されている技術がそのまま動物にあてはまるわけではないということは、腹腔鏡手術に限らず 様々な医療技術で考慮しなくてはいけませんが、獣医療においても腹腔鏡は既に各種の検査・手術で応用されており、今後も発展すると期待されている分野で す。

腹腔鏡設備は既に当院にも導入されており、犬の避妊手術や臓器の生検などは腹腔鏡で行うことが可能です。

今回、基本的な腹腔鏡手術から応用的な高度な腹腔鏡手術まで様々な手術ビデオをみて意見交換をすることができ、非常に有意義な経験をさせていただきました。

この経験を今後の当院での診療に還元していきたいと思います。

獣医師 三國