藤井動物病院

藤井動物病院 公式ブログ - 獣医師求人

獣医師を育てるということ

総務スタッフです。前回のブログでも少し触れましたが、新卒対象の獣医師、動物看護師の募集セミナーでは可能な限り、藤井院長に同席してもらっています。藤井院長は当院での臨床・指導の他、学会、動物協会の理事、海外での活動など多忙なスケジュールで調整が難しいのですが、それでも将来、獣医師や動物看護師をめざす学生さんのためになれればと時間を割いて一緒に参加してもらっています。

院長には時間の許す限り様々な話をしてくれます。中でもSOAPの話は熱が入ります。「思考は技術」「(SOAPは)徹底して学んで欲しい」「(SOAPは)毎日臨床を続けて、最低3年は必要」と獣医師をめざす学生さんに繰り返し話をしてくれます。

ただその時に気になる言葉がでるのです。それは「別にうちの病院に来なくてもいいから・・・」という発言です。当初、私はその言葉が理解できませんでした。なぜなら参加している採用セミナーは藤井動物病院の将来を担う獣医師、動物看護師の採用の場ですから、私としては絶対に当院を選んで欲しいのです。

ただ、最近ようやくその言葉の本意がわかるようになってきました。それは当院のことだけでなく、獣医業界全体を考えての発言だと言うことです。

それは、以前紹介した「動物たちの命の灯を守れ!(著者:細田孝充さん)」を読んでも理解することができます。そこには、夜間動物病院の設立を通じて、その設立に奔走した藤井院長をはじめ、ご賛同された多くの先生方がご自身の動物病院という枠組みを超えて、動物のため、飼い主様のため、そして働く獣医師のため、尽力された姿が描かれています。

また、同著には当時、大学卒業後、当院で研修医として勤務していた葉山俊先生(現:葉山動物病院院長、DVMsどうぶつ医療センター横浜取締役)と藤井院長とのやりとりが書かれていますが、そのエピソードは1つの動物病院としての枠組みを超えた象徴的な話だと思います。またそこで院長が若き日の葉山先生に話す「獣医師はいつも真摯でないといけない」という教えは、3年前の葉山先生のインタビューにも書かれていて、それもやはり獣医師として、人としての話であって、小さな枠組みでの話ではありません。

振り返れば、初代院長の時代も100人以上の門下生が勤務医としてまた独立開業医として活躍されてきました。それは藤井動物病院という枠組みを超え、獣医業界全体を考えた指導の結果です。当院は開業以来、真の獣医師を育てるというDNAが流れているように感じます。

院長が「別にうちの病院に来なくてもいいから・・」という言葉にはこれらの背景があるものです。決して当院に来てほしくないという意味ではありません。逆に真の獣医師をめざすならば、当院がベストであると思っています。

確かな診断力を支える「触診」という技術

確かな診断力

総務スタッフです。先日、獣医師・動物看護師の求人資料を作成するために写真撮影を行いました。撮影後、写真を整理していると一つの共通点に気がつきました。それは、診察の際、動物に直に触り様子を診たり、聴診器を当て体内の発生する音などを聞き取ったりして、丁寧に動物を診ている姿です。

診察は、問診から始まります。問診とは、飼い主さんの訴えです。数日の症状や変化、病歴など口頭で獣医師が耳を傾けます。その主訴をもとに、診察・検査をして診断を下し、治療をします。

その流れは人と同じですが、動物は直接の会話をすることができません。それゆえ診察において人間以上に視診・触診・聴診が重要となります。これらの技術を鍛え上げないと、確かな診断はできません。

視診・触診・聴診で病気を絞り込み、検査が必要な場合のみ検査を実施し、治療に入ります。藤井動物病院には「とりあえずの検査」「とりあえず様子を見る」という診断がないのは、これらの診察を丁寧に行い、そこで確度を高くして検査や治療ができる技術があるからです。

中でも「触診」は重要です。藤井動物病院では診察時に症状にかかわらず、13カ所(200項目)の身体検査を実施します。13カ所とは、眼、耳、鼻、咽喉頭、消化器、生殖器、皮膚、リンパ節、可視粘膜、心血管系、呼吸器、筋骨核系、神経系です。

この身体検査を実施することで、飼い主さんも気がつかない本来の病気を探ることが可能です。この触診を徹底し、的確な診断を施すことが重要だと考えています。

「問診・触診・聴診で診断の70%以上が決まる」。これは院長の藤井が1990年初頭、米国のペンシルバニア大学へ留学した際に、Dr.Washabawという後に米国内科・学会長になった教授が学生に説いていたことです。

「1番の触診ができる獣医師になる」。藤井院長の当時の思いは、当院の獣医師にも伝承され、今日の診察・診断に生かされています。

女性獣医師の活躍

総務スタッフです。

先日、「重医事をめぐる情勢(農林水産省消費・安全局 畜水産安全管理課 平成28年9月)」を見ていると女性獣医師に関する情報がありました。

・現状の獣医師のうち、20-30歳代では女性獣医師が増加。約半数を占めている。
・獣医学生の約半数は女性であり、今後も女性獣医師が増加。

確かに、最近の獣医師向けの新卒採用セミナーも女性獣医学生が多く、また質問も積極的です。また小動物の臨床獣医師になろうという意志も強いように感じられます。

当院にも現在、2名の獣医師がおります。双方とも5年以上の勤務獣医師で飼い主さんからの信頼も厚いです。内科は言うまでもなく、根治を目指した外科手術の技術も習得し、日々診察、治療をしています。

他にも、当院で7年間、勤務医として働いた後、開業医としてキャリアを積んだ先輩女性獣医師がいます。その先生は、勤務医か開業医か悩んだ時に、当院院長の藤井よりアドバイスを受け開院しています。そのアドバイスは開業前だけでなく開院後も獣医療面、また経営面の相談を含め継続しています。
(ご参考:先輩からのメッセージ

創業からの60年を顧みれば、多くの女性獣医師が当院に関わり、勤務医として独立開業医として巣立っていきました。

もちろん、獣医師としては言うまでもなく、一人の人間としての成長は大事です。それぞれのライフステージに合わせた勤務体系、またライフ・ワーク・バランスも重要です。

当院が業界に先駆けて始めた予約制や日曜日の休み、また獣医師の週40時間をめざすのも、獣医師のライフ・ワーク・バランスのことも考えてのことです。またそれらの環境は現状に甘えることなく、さらに良くしていこうと考えています。

女性獣医師をめざす獣医学生のみなさんも当院へ足を運んでいただければと思います。見学コース、インターンシップの内容の確認、申し込みは下記からお願いします。
http://fujii-vet.com/student/

開業をめざす獣医師募集

藤井動物病院では新卒者・経験者とも「開業をめざす獣医師」を募集しています。ここ数年でも埼玉県で3名の先生がそれぞれ開院され、1名の先生は新卒で藤井動物病院へ入社し、5年で独立をしました。

独立後も院長の藤井康一が各先生へ、獣医療はいうまでもなく、経営面でもアドバイスを続けています。各病院の先生方のご尽力もあり、順調に運営がなされています。

藤井動物病院は1954年の開院以来、多くの獣医師の先生方が当院での勤務を経て、独立・開院されていらっしゃいます。出身大学も様々で、麻布大学、日本獣医生命科学大学(旧:日本獣医畜産大学)、北里大学、日本大学、北海道大学など幅広く、開院の場所は、東京、神奈川はいうまでもなく、北は北海道から南は鹿児島まで、全国に広がっています。

初代院長の藤井勇は小動物診療の草分け的存在として、臨床家として、日々診療をし、さらに新しい研究と論文発表を続けるなどこの業界に大きな貢献をして参りました。同時に獣医師の育成にも情熱を注ぎ、教育を施してきました。現院長の藤井康一もその意志を引き継ぎ、獣医師の教育面に力を入れてきており、今日に至っています。

獣医師としての心得・技術はいうまでもなく、経営者として、一人の人として、学び多き環境が当院にはあります。それらの環境は、創業時代より今日まで、60年の歳月を経て宿った当院のDNAともいえるものです。

開業をめざす新卒の獣医学生のみなさん。獣医師として経験をされてきた先生方。一度、当院を訪ねてきてください。応募をお待ちしています。

動物病院開業をめざす方への募集要項
獣医学生のみなさんへ
獣医師の方へ

(獣医師募集)外科のできる総合医としての勤務医をめざす方

当院は、

・外科のできる総合医としての勤務医
・5年以内に開業をめざす獣医師

を募集しています。

現在、当院は院長を含む5名の獣医師で診療をしています。
(ご参考)スタッフ紹介

診療の主な特長は、

・SOAPを基本とした正確かつスピーディーな診断力
・根治治療をめざした外科治療技術
・動物の負担を軽減する動物専用の3DマイクロCTを使用した検査や腹腔鏡手術など最新治療技術と高度医療技術

です。

当院にはとりあえずの検査・診断はありません。飼い主さんからみた症状(主訴)を聞き、問診・触診・聴診などの診察をし、問題の本質を見極め、検査に入り、しっかりとした診断をし、治療をします。

また当院は根治治療をめざした外科技術には力を注いできています。外科技術が高いことは、「いついつまでに治る」「いついつまでにはこんな感じになる」と明確に言えることにつながります。それはとりあえず「様子見」をするといったいい加減な治療にならないことを意味します。

当院は1954年(昭和29年)の開業以来、「大切な動物たちの健やかで安定した生活を確保」するため、常に最先端の治療を行い、学会発表も続けてきました。初代院長の藤井勇は1970年代にフィラリア症の病態の一つ後大静脈寒栓症という病態の大発見、その手術法である頸静脈の虫体の吊り出し方の手術の開発で画期的な発表をしました。

現院長の藤井康一も「滑車溝の楔状骨片を用いて内側滑車稜増高を施した膝蓋骨内方脱臼(しつがいこつないほうだっきゅう)の2症例」(※)を発表するなど、常に新しい外科手術の開発を発表、実施しています。

※この論文はアメリカの外科学誌(Veterinary Surgery)に掲載されました。

※(新しいオリジナルな発見)大腿骨遠位端の内側滑車稜を高くする方法(溝を深くするのではなく、土手の方を高くする方法)によって、関節の骨を変則的な楔状に切り出し、その骨片を反転し内側滑車稜を増高することにより、伸展時の膝蓋骨の脱臼を抑える滑車溝の楔状骨片を用いて内側滑車稜の増高することにより、伸展時の膝蓋骨の脱臼を抑えることができた。

これらに象徴される藤井動物病院の思考や技術は、動物に関する問題を経験則だけではなく、目の前の課題と関連させて全体の状況を把握し、診断・治療する、常にアップデート対応が必要な思考であり技術であり、能力です。

その技術や能力を身につける最高の環境が、ここ藤井動物病院にあります。それらを身につけることは、獣医師としては言うまでもなく、一人の人間として将来に必ずつながるものです。

ぜひ、藤井動物病院で信頼される獣医師をめざしましょう。
獣医師の募集要項