Fujii Times(ブログ)

2017年03月01日

(獣医師募集)外科のできる総合医としての勤務医をめざす方

当院は、

・外科のできる総合医としての勤務医
・5年以内に開業をめざす獣医師

を募集しています。

現在、当院は院長を含む5名の獣医師で診療をしています。

診療の主な特長は、

・SOAPを基本とした正確かつスピーディーな診断力
・根治治療をめざした外科治療技術
・動物の負担を軽減する動物専用の3DマイクロCTを使用した検査や腹腔鏡手術など最新治療技術と高度医療技術

です。

当院にはとりあえずの検査・診断はありません。飼い主さんからみた症状(主訴)を聞き、問診・触診・聴診などの診察をし、問題の本質を見極め、検査に入り、しっかりとした診断をし、治療をします。

また当院は根治治療をめざした外科技術には力を注いできています。外科技術が高いことは、「いついつまでに治る」「いついつまでにはこんな感じになる」と明確に言えることにつながります。それはとりあえず「様子見」をするといったいい加減な治療にならないことを意味します。

当院は1954年(昭和29年)の開業以来、「大切な動物たちの健やかで安定した生活を確保」するため、常に最先端の治療を行い、学会発表も続けてきました。初代院長の藤井勇は1970年代にフィラリア症の病態の一つ後大静脈寒栓症という病態の大発見、その手術法である頸静脈の虫体の吊り出し方の手術の開発で画期的な発表をしました。

現院長の藤井康一も「滑車溝の楔状骨片を用いて内側滑車稜増高を施した膝蓋骨内方脱臼(しつがいこつないほうだっきゅう)の2症例」(※)を発表するなど、常に新しい外科手術の開発を発表、実施しています。

※この論文はアメリカの外科学誌(Veterinary Surgery)に掲載されました。

※(新しいオリジナルな発見)大腿骨遠位端の内側滑車稜を高くする方法(溝を深くするのではなく、土手の方を高くする方法)によって、関節の骨を変則的な楔状に切り出し、その骨片を反転し内側滑車稜を増高することにより、伸展時の膝蓋骨の脱臼を抑える滑車溝の楔状骨片を用いて内側滑車稜の増高することにより、伸展時の膝蓋骨の脱臼を抑えることができた。

これらに象徴される藤井動物病院の思考や技術は、動物に関する問題を経験則だけではなく、目の前の課題と関連させて全体の状況を把握し、診断・治療する、常にアップデート対応が必要な思考であり技術であり、能力です。

その技術や能力を身につける最高の環境が、ここ藤井動物病院にあります。それらを身につけることは、獣医師としては言うまでもなく、一人の人間として将来に必ずつながるものです。

ぜひ、藤井動物病院で信頼される獣医師をめざしましょう。